幹線道路から脇道にそれ 暫く砂利道を走ると 旭浜海岸に出る 流れ着いた流木と芥の他は 砂を洗う波の音だけだ 6月の心地よい日差しだが 人の気配はない 寄せては返す波がトーチカの砂を浚っていく このトーチカも主たちの記憶と共に いつか砂の中に消えゆくのだろう